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【2026年版】Metaのデータフィード仕様を解説|商品カタログの必須項目・作り方・業種別フィード

Meta広告(Facebook・Instagram)では、商品やサービスの情報を「カタログ」として登録し、FacebookやInstagramなどの広告に活用できます。

本記事では、ECを中心に、Metaのデータフィード(カタログ)の仕組み・主要な項目・作成時の注意点を解説します。あわせて、EC以外のデータ活用についても触れていきます。

なお、2026年時点の公式仕様をもとに整理しますが、Metaの仕様は更新されることがあるため、実際の設定時にはMetaの公式ヘルプで最新情報を必ずご確認ください。

1. Metaのデータフィード(カタログ)とは?

まずMetaのデータフィードの仕組みから解説します。

データフィードの流れとしては上記の図の通り、

商品DB・EC・基幹システム → データフィード → Meta コマースマネージャのカタログ → Facebook / Instagram等の広告

自社のデータをMeta用にカスタマイズし、コマースマネージャのカタログに登録する必要があります。

  • データフィード:商品・サービス情報をMetaへ渡すためのデータ(ファイル)
  • カタログ:Meta側でアイテム情報を管理する「入れ物」

2. Metaのデータフィードは何に使われる?

カタログに登録したデータは、主に次のような用途で使われます。

  • カタログを利用した広告(Advantage+ カタログ広告など)
  • ユーザーごとに関連する商品を表示する広告
  • Facebook / Instagram上での商品情報の表示
  • 商品セットを使った広告運用(特定の商品グループに絞った配信)

ポイントは、商品数が数千・数万点あっても、商品ごとに広告を手作業で作るのではなく、カタログに登録されたデータを広告に利用できるという点です。ユーザーの興味や行動に応じて、関連する商品がカタログから動的に表示される——これがカタログを使った広告の基本的な考え方です。

3. Metaカタログへデータを登録する方法

カタログへの登録方法は、大きく4つあります。

  1. 手動で登録:コマースマネージャ上でデータを1点ずつ入力する方法。商品数が少ない場合に向く。
  2. データフィード:CSV・TSV・XMLなどのファイルで商品情報をまとめて連携する方法。
  3. パートナープラットフォームとの連携:ShopifyなどのECプラットフォームと接続する方法。
  4. APIによる連携:システム間で直接データをやり取りする方法。

商品数が多いECサイトや、価格・在庫が頻繁に更新されるサイトでは、手動登録では追いつかないためデータフィードやAPIなどによる継続的なデータ連携が重要になります。

4. Metaのデータフィードで使用する主な項目

Metaの商品カタログで使う主要な項目を、必須・任意に分けて整理します。

必須フィールド

カタログの各商品に対して、次のフィールドが必須です。

項目内容例
id商品に固有のコンテンツID(SKU推奨)。大文字小文字を区別。100文字までabc123
title商品名。200文字まで(65文字未満を推奨)ブルーコットンTシャツ
description商品の説明。プレーンテキストのみ。9,999文字まで着心地のよいオーガニックコットン製〜
availability在庫状況。in stock / out of stockin stock
condition商品の状態。new / refurbished / usednew
price価格(数値+半角スペース+ISO 4217通貨コード)9.99 USD
link商品ページのURL(http:// または https://)https://example.com/shirt
image_linkメイン画像のURL(JPEG/PNG・500×500px以上・8MB未満)https://example.com/shirt.jpg
brandブランド名。100文字までJasper's Market

主な任意フィールド

任意フィールドも、商品をより詳しく表現したり、商品管理や広告で活用したりするために利用できます。自社の商品カテゴリや利用する広告機能に応じて、必要な属性を整備しましょう。

項目内容
sale_priceセール価格(通常価格より低いこと)
sale_price_effective_dateセールの開始・終了日時
item_group_idバリエーション商品のグループID
additional_image_link追加画像(最大20点)
gtin / mpn商品識別子(GTIN/製品番号)
google_product_categoryGoogle商品カテゴリ
fb_product_categoryMetaの商品カテゴリ
color / size / gender / age_group / material / pattern色・サイズ・性別・年齢層・素材・柄
custom_label_0〜4商品を独自に分類するラベル(最大5つ)

id・title・description・availability・price・link・image_link・brand・item_group_idなど、Google Merchant Centerの仕様と互換性があるため、Google用のデータを活用してMetaのデータフィードを作成することも可能です。

なお、sizeはショップで衣料品・靴などを販売する場合に必須になるなど、販売形態や商品カテゴリによって必須・任意が変わる項目もあります。実際の運用では、自社の販売形態に応じた要件を公式仕様で確認してください。

5. 商品ID(id)はMetaでも特に重要

数ある項目の中でも、商品ID(id)は特に重要です。

Metaにおいて商品IDは、単なる管理番号ではありません。カタログの商品と、サイト・アプリ側で計測されるユーザー行動(イベント)を紐づけるための、重要なキーになります。

Advantage+ カタログ広告を掲載するには、カタログのidが、ウェブサイトのMetaピクセルコード内の同じ商品のコンテンツIDと完全に一致している必要がある、と公式仕様にも明記されています。これにより、カタログ内の商品とウェブサイト上の商品が同じものだと認識されます。

整合のイメージは次のとおりです。

  • カタログ:id = ABC123
  • サイト上のイベント(タグ):content_ids = ["ABC123"]

この2つが一致していることで、「ユーザーが見た商品」と「カタログの商品情報」が結びつきます。流れにすると、こうなります。

  1. ユーザーが商品Aを見る
  2. Meta Pixel / Conversions APIなどから商品ID(content_ids)を送る
  3. カタログ内の商品IDと照合する
  4. 商品情報とユーザー行動が紐づく

Criteoの「OneTag × id」と構造はよく似ていますが、MetaではこれをMeta PixelやConversions APIとの関係として捉えます。さらに注意したいのは、idが大文字・小文字を区別する点です。「abc123」と「ABC123」は別の商品として扱われる可能性があるため、サイト側のイベントとデータフィードで、表記を完全に揃えることが欠かせません。

6. price・availabilityなどはサイトと一致させる

データフィード運用の基本として、フィードの情報とサイトの情報を一致させることが重要です。特に価格と在庫は要注意です。

たとえば、次のような食い違いは避けなければなりません。

  • 例① 商品ページ:9,800円 / Metaカタログ:12,800円
  • 例② 商品ページ:在庫切れ / Metaカタログ:in stock

公式仕様でも、在庫切れ(out of stock)の商品は広告に表示されない、とされています。これは、購入できない商品が宣伝されないようにするための仕組みです。だからこそ、availabilityをサイトの正しい情報にあわせて更新し続けることが重要になります。

ここで押さえておきたいのは、データフィードは広告を作るためだけのファイルではなく、Metaへ「現在の商品状態」を伝えるデータという視点です。データフィードの鮮度を保つことで広告運用の成果にも影響が出てきます。

7. 商品画像(image_link)の仕様と注意点

画像は広告クリエイティブに直結するため、仕様を正確に押さえておきましょう。

image_link(メイン画像)の主な要件

  • 形式:JPEGまたはPNG
  • サイズ:500×500ピクセル以上
  • ファイル容量:8MB未満
  • URL:有効な画像URL

additional_image_link(追加画像)

メイン画像以外の画像を、最大20点まで追加できます。image_linkと同じ画像仕様に従います。カンマ・セミコロン・スペース・垂直バーのいずれかで区切って指定します。

実装上の重要な注意点

公式仕様で特に強調されているのが、画像を差し替えるときの扱いです。商品の画像を後で置き換える場合は、画像のURLも変更する必要があります。同じURLのまま中身だけ差し替えると、変更が認識されず、画像が再取得されません。

また、「画像は近日公開」といったプレースホルダ画像を先に登録するのは避け、最終的な画像が準備できてから追加することが推奨されています。

8. バリエーション商品はitem_group_idでまとめる

アパレルECなどでは、同じ商品に色・サイズ違いのSKUが複数存在します。こうしたバリエーションは、item_group_idでまとめます。

たとえば、次のようなSKUがあるとします。

  • ABC-BLACK-S
  • ABC-BLACK-M
  • ABC-WHITE-S
  • ABC-WHITE-M

これらはそれぞれ固有のid(コンテンツID)を持ちますが、同一商品のバリエーションであることを示すために、item_group_idに同じ値(例:ABC)を設定します。

公式仕様では、各グループIDは一意で、かつカタログ内の個々のコンテンツID(id)と同じであってはならない、とされています。また、item_group_idも大文字・小文字を区別します(「Group1」と「group1」は別グループ)。

色・サイズ違いを正しくグループ化しておくことで、Meta上でバリエーションが適切に扱われます。具体的な表示や、どの広告機能でどう利用されるかは、Metaの仕様や広告の種類によって変わるため、運用時に公式仕様を確認するのが確実です。

9. Google Merchant CenterのデータフィードはMetaにも使える?

「Google用のデータフィードをMetaにも流用できるのか?」

結論から言うと、GoogleとMetaは共通性の高い項目が多く、Google用のデータフィードをMetaのデータフィードに展開していくことは十分可能です。実際に次のような項目は両媒体で共通しています。

id / title / description / availability / price / link / image_link / brand / item_group_id

ただし、項目名が似ている=同じファイルを何も確認せずに全媒体へ流せる、ではありません。媒体ごとに、次のような違いを確認する必要があります。

  • 必須属性(どの項目が必須か)
  • 使用できる値(availabilityの値や通貨表記のルールなど)
  • カテゴリ体系(google_product_category と fb_product_category)
  • URL・画像の要件
  • 独自属性(その媒体にしかない項目)
  • データの利用方法

たとえばpriceひとつとっても、Metaは「数値+半角スペース+ISO 4217通貨コード(例:9.99 USD)」という形式が決まっています。こうした細かな仕様差も出てくるため注意が必要です。

現実的なのは、共通のマスタデータを持ち、そこから媒体ごとの仕様に合わせて変換するという設計です。

10. MetaではEC以外のデータも扱われる

ここまでECサイトをメインに解説しましたが、Metaのカタログは、EC商品だけを扱うわけではありません。

Metaでは、EC以外にも、ホテル・フライト・目的地、自動車、不動産といった、様々な業種にあわせたデータ仕様が用意されています。業種によって必要なデータが異なるため、自社の商材によってどのタイプのデータ仕様に当てはまるかを確認しましょう。

EC以外ではどんなデータを扱う?(データ構造のイメージ)

  • 旅行・ホテル:宿泊施設名、所在地、価格、URL、画像など
  • 自動車:車両ID、メーカー、モデル、年式、価格、走行距離など、車両固有の属性
  • 不動産:物件ID、所在地、価格、物件情報など

ただし、Metaの広告仕様は国や時期によって提供状況が変わり、古い情報もネット上に数多く残っています。実際に自社の業種で利用できるか、どの広告商品と組み合わせられるかは、必ず最新の公式情報と、可能であればMetaの担当者に確認することをおすすめします。

11. EC商品と非ECデータでは何が違う?

EC以外のデータを扱う場合、「データの単位」や「中心となる属性」が商品ECとは変わります。概念的に整理すると、次のようになります。

EC不動産ホテル・旅行自動車
データの単位商品/SKU物件宿泊施設等車両
ID商品ID物件ID施設ID等車両ID
価格商品価格賃料/価格宿泊料金等車両価格
場所原則不要物件所在地施設所在地店舗等
固有属性ブランド等間取り等施設情報等年式等

この表は、Metaの現行の必須項目一覧ではなく、あくまで「業種によってデータ構造の考え方がどう変わるか」を概念的に示したものです。どの業種でも「一意のID」「価格に相当する情報」「その業種固有の属性」という骨格は共通しています。

12. Metaデータフィード作成時の注意点

ここまでの内容を踏まえ、実務で押さえるべき注意点をまとめます。

商品IDをイベント側と一致させる(最重要) カタログのidと、Meta Pixel / Conversions APIが送るcontent_idsを完全一致させます。大文字・小文字も含めて揃えます。

価格・在庫を最新にする サイトの価格・在庫とフィードを一致させ、定期的に更新します。

リンク・画像URLを有効に保つ linkは有効な商品ページを、image_linkは有効な画像を指すようにします。画像を更新する際はURLも変更します。

必須項目を欠損させない id・title・description・availability・condition・price・link・image_link・brandは必須です。欠損があると掲載されません。

規定値へ変換する availability(in stock / out of stock)やcondition(new / refurbished / used)など、Metaが定める値へ自社データを変換します。

販売終了商品を適切に処理する 在庫切れ・販売終了の商品は、availabilityの更新やstatusのアーカイブで管理します。

エラー・警告を定期的に確認する コマースマネージャで、フィードのエラーや警告を定期的にチェックします。

13. データ点数が多い場合はデータフィードの自動生成・更新が重要

データ点数や利用媒体が増えるほど、媒体ごとにデータを手作業で管理するのは現実的ではなくなります。ここに、データフィード運用を仕組み化する価値があります。

理想的な構成は次のとおりです。

商品DB / PIM / EC (共通のマスタデータ) → データフィード生成・変換 → Meta + Google Merchant Center + Criteo + その他媒体など

ポイントは、Google用・Meta用・Criteo用の商品情報をそれぞれ別々に管理するのではなく、元となるマスタデータを一元化し、媒体ごとの仕様に合わせて変換するという設計です。

データフィード運用の基本は「1媒体ごとにデータを作成する」ではなく、「マスタデータを各媒体の仕様へ変換し続けること」です。一度この変換ルールを設計してしまえば、商品数が増えても、媒体が増えても、簡単に対応することができます。

14. Metaのデータフィードを最適化するなら?

最後に、一歩進んだ視点です。Metaのフィードは、必須項目を埋めるだけでなく、関連する任意項目まで充実させることで、広告での表現の幅が広がります。

ただし、「項目を増やせばMeta AIの精度が必ず上がる」というわけではなく、

正確で、欠損が少なく、媒体が理解できるデータフィードを維持すること

が最も重要となります。派手なテクニックよりも、正しいデータを鮮度高く保ち続けることが、安定した広告配信の土台になります。

まとめ

ECでは商品ID・商品名・価格・在庫・画像などが中心になりますが、扱うビジネスによって必要となるデータ構造は異なります。Metaには、商品だけでなく旅行・自動車・不動産などのカタログタイプも存在し、それぞれ異なるデータを扱います。

また、カタログの商品IDと、Meta PixelやConversions APIなどから送る商品IDを整合させ、商品情報とユーザー行動を正しく紐づけることも重要です。

そして、商品数や利用媒体が増えるほど、媒体ごとにデータを手作業で管理するのは現実的ではありません。商品DBやPIMなどの元データを一元管理し、Google・Meta・Criteoなど各媒体の仕様へ自動変換できる仕組みを整えることで、商品データの正確性と更新性を維持しやすくなります。

※本記事は2026年時点のMeta公式仕様(コマースマネージャのカタログの商品データの仕様)をもとに作成しています。Metaのカタログ仕様、必須項目、提供状況、各種要件は変更される場合があります。実際の設定・運用にあたっては、Metaの公式ヘルプで最新情報を必ずご確認ください。


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