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【2026年版】Criteoのデータフィード仕様を解説|必須項目・商品カタログの作り方・注意点

Criteoのダイナミック広告では、ユーザーごとに適切な商品を表示するために、商品情報をまとめた「データフィード(商品カタログ)」を利用します。商品IDや商品名、価格、在庫状況、画像URLなどをCriteoへ連携することで、商品情報を広告クリエイティブへ動的に反映できます。

本記事では、Criteoのデータフィードの仕組みから、主要な項目、作成・連携時の注意点まで、2026年時点の仕様をもとに解説します。

1. Criteoのデータフィードとは?

Criteoのようなダイナミック広告では「クリエイティブバナーを1本ずつ手作業で作る」のではなく、データフィードに登録された情報(商品名・価格・画像など)をもとに、動的にバナーが生成されます。

ユーザーが興味のある商品をタグから収集し、その商品と一致するものをデータフィードから呼び出し、バナーに反映させる仕組みです。つまり、データフィードの正確性や鮮度は、広告に表示される商品情報や商品レコメンドを支える重要な要素となります。

2. Criteoのデータフィードにはどんな形式がある?

Criteoでは、Webサイトの業種に応じて適切なフィード形式を利用するよう案内されています。業界別に推奨のデータフィード仕様が定められており、EC向けにはCPPFフォーマット、非リテールにはCriteoオリジナルフォーマットが適応されます。

リテール(一般/小売)向け:CPPF

ECなどの一般的な商品データを扱う場合は、「Criteo Performance Product Feed(CPPF)」と呼ばれる仕様を利用します。本記事で後述する項目一覧も、このCPPFをベースにしています。

このCPPFはGoogleの仕様が元になっているため、すでにGoogleやFacebook(Meta)用のデータフィードを持っている場合、同じファイルをCriteoにも利用できます。 ただし完全に無加工でよいとは限らない点は、後述します。

非リテール・サービス業向け:Criteoオリジナルフォーマット

旅行・人材・不動産など、一般的なEC商品とはデータ構造が異なるサービスでは、Criteoのオリジナルフォーマットを利用します。IDやタイトル、説明文、画像など基本的に必要な項目はCPPFと変わりませんが、同じタイトルでもCPPFの項目名は「title」、オリジナルフォーマットでは「name」になっていたり、オリジナルフォーマットにしかない項目も存在するため注意が必要です。

3. Criteoの商品フィードで使用する主な項目

EC向けのCPPFで使用する主要な項目を、必須・任意を明記して整理します。

項目必須/任意内容例
id必須単一の商品を表す一意の識別子。タグで送信する商品IDとフィードのidを必ず一致させるabc123-hogehoge-45
title必須バナーに表示される商品名。最小6文字〜最大26文字程度が表示される(バナーサイズで変動)プルオーバー(ブラック)
link必須バナークリック時に遷移する商品ページのURLhttps://example.com/item/12345
image_link必須商品画像へのファイルパスを指定するURLhttps://example.com/image/12345.png
price必須バナーに表示される商品価格1234.56
description必須バナーに表示される商品説明文伸縮性に優れ着心地のよい〜
availability任意在庫状況(in stock / out of stock / preorder)in stock
sale_price任意セール中の商品価格99.99
additional_image_link任意メイン画像以外の追加画像URLhttps://example.com/image/12345_2.png
brand必須商品のブランド名ABC
item_group_id任意色・サイズ違いなどのバリエーションをグループ化する識別子abc123
product_type任意「>」区切りで最大3階層の商品カテゴリ。レコメンド予測に利用ブランド > Tシャツ > 女性向け
google_product_category必須Googleの商品分類に基づくカテゴリアパレル&アクセサリー > トップス

参考:Criteo OneTag総合ガイド/CPPF仕様に基づく

任意項目は無くても配信自体は可能ですが、任意カラムも含めてCriteoの機械学習エンジンが学習に活用するため、できる限りすべての項目を埋めることが推奨されています。

なお、必須・任意の区分や項目は業種や仕様改定によって変わり得るため、実際の作成時にはCriteo公式の商品カタログ仕様を必ず確認してください。

4. 特に重要なのが「商品ID」

数ある項目の中でも、Criteoで決定的に重要なのが商品ID(id)です。ここはCriteo運用の要なので、独立して解説します。

ポイントは、データフィードの商品ID と、Webサイトに設置したタグ(Criteo OneTag)から送信する商品ID を一致させることです。

Criteoには「イベントとカタログの一致率(Event & Catalog Match Rate)」という指標があります。これは、データフィード内の商品IDのリストと、CriteoがOneTagを通じてWebサイトから収集した商品IDのリストを比較し、どれだけ一致しているかを示す一致率です。Criteo公式は、たとえばOneTagが10,000件の商品閲覧イベントを収集し、そのうち9,500件がカタログの商品IDと一致すれば、一致率は95%になる、と説明しています。高い一致率を維持することで、OneTagで取得した商品イベントとカタログの商品情報を正しく紐づけやすくなります。

逆に、IDがズレていると何が起きるか。たとえば、

  • フィードのid:ABC-001
  • OneTagが送るID:abc001

このように表記が違うと、カタログ内の商品とマッチできなくなる可能性があります。すると、ユーザーが実際に見た商品を広告で正しく出せず、リターゲティングの精度が落ちます。

ここがGoogle Merchant Center(ショッピング広告)との大きな違いです。Criteoでは、フィードだけを正しく作っても終わりではありません。 サイトに設置したタグ(OneTag)が送るIDと、フィードのIDが揃って初めて、リターゲティングが正しく機能します。

5. Criteo OneTagとデータフィードの関係

前章の「ID一致」をより深く理解するために、OneTagとフィードの役割分担を整理します。この2つは、それぞれ別の情報を持っています。

Criteo OneTag(サイトに設置するタグ)は、ユーザーの行動と商品IDをCriteoへ送ります。具体的には、商品閲覧・商品一覧の閲覧・カート投入・購入といったイベントを、「どのユーザーがどの商品をどう操作したか」という形で送信します。

データフィード(商品カタログ)は、そのID の商品が「何なのか」という中身の情報を持っています。商品名、価格、画像、在庫、カテゴリなどです。

つまり、

  • OneTag:「ユーザーが商品ID『ABC123』を見た」という行動を伝える
  • データフィード:「ABC123 とは、この商品で、価格は9,800円、画像はこれ、在庫あり」という中身を伝える

Criteoはこの2つをID をキーにして結び付け、「このユーザーが見たABC123 という商品を、この価格・この画像で広告に出そう」と判断します。だからこそ、両者のIDが一致していることが大前提になるのです。

6. Google Merchant Centerの商品フィードはCriteoでも使える?

実際にでよく聞かれる質問ですが、結論は、利用可能です。

GoogleまたはFacebook(Meta)のデータフィードがすでにある場合、Criteo公式では同じファイルを追加フォーマットなしで商品カタログのセットアップに再利用できると案内しています。(※この内容はCPPFの場合であり、CriteoオリジナルフォーマットとGoogleのデータフィード仕様の互換性はありません)

ただし、注意したいのは「同じファイルを利用できる」=「どんなフィードでも無加工で完璧に使える」ではない、という点です。実際の運用では、次のような確認・調整が必要になります。

  • Criteoで必要な項目(必須項目)が揃っているか
  • 商品IDがOneTagと整合しているか(第4章のID一致)
  • product_typeなどのカテゴリが適切に設定されているか
  • Criteo特有の項目(バッジ表示条件など)を活用するか
  • 広告に出したくない商品の除外条件をどう扱うか
  • URL末尾に付与するパラメータを変更する必要があるか

Google用フィードをそのまま利用できるケースでも、OneTagとのID整合性やCriteoで利用したい属性を確認し、必要に応じて調整するのが現実的です。そしてこの「一つの元データを、媒体ごとの仕様に合わせて変換する」という発想こそ、複数媒体を運用するうえでの肝になります。

7. データフィードはどうやってCriteoへ取り込む?

作成したフィードをCriteoへ連携する方法を解説します。

マスターデータからCriteoのデータ仕様にあわせて作成したデータをCriteoの管理画面に登録します。
管理画面から「商品カタログ」→「フィードタブ」→「フィード追加ボタン」の順に進んでいきます。

取り込み時には、データフィードをアップロードするFTPやHTTPのURLを登録し、フィードの各列をCriteoの項目にどう対応させるか(フィールドマッピング)や、取り込み時の変換ルールを設定、プレビューで変換結果を確認できます。なお、Criteoの商品カタログでは自動インポートは1フィードにつき1日最大4回まで設定できます。価格や在庫が頻繁に変わるサイトほど、更新頻度を高めに設定しておくのがおすすめです。

8. Criteoデータフィード作成時の注意点

ここまでの内容を踏まえ、データフィード作成時の注意点をまとめます。

商品IDをOneTagと一致させる
繰り返しになりますが、これがCriteo運用で最も重要です。フィードのidと、OneTagが送る商品IDの表記・形式を揃えます。ここがズレると、エラー発生の原因にもなり、どれだけフィードを作り込んでもリターゲティングの精度が出ません。

価格・在庫を最新に保つ
商品カタログは定期的にCriteoへインポートされて広告に使われるため、元データの鮮度が重要です。サイトの価格と広告の価格がズレたり、在庫切れ商品が広告に出続けたりすると、成果が下がるだけでなく、サイトやブランドへの信頼も損ないます。

商品URL・画像URLを正しく設定する
linkは広告から商品ページへ確実に遷移できるURLを、image_linkは広告表示に使える有効な画像URLを設定します。リンク切れや画像切れは、そのまま機会損失になります。

販売終了商品を適切に処理する
在庫切れや販売終了商品の扱いは、availabilityなどの該当属性や、Criteoの商品除外ルールを利用して適切に管理します。フィードのインポート方式によって商品削除時の挙動も異なるため、運用中の設定を確認してください。

フィードとタグをセットで確認する
Criteoで特に意識したいのがこれです。「フィードに全商品が入っているからヨシ」では不十分。商品フィード × OneTag × サイトの商品IDの3つが揃って初めて、正しく配信されます。フィード単体ではなく、タグとの整合性まで含めて点検していくことが重要です。

9. 商品数が多い場合はフィードの自動生成・更新が重要

ここまで読むと分かるとおり、Criteoのフィード運用は「作って終わり」ではなく、鮮度とID整合性を保ち続ける運用が求められます。そして、この負荷は商品数に比例して膨らみます。

商品が10点なら手作業でも何とかなりますが、1万点ともなれば、価格変更・在庫変更・新商品追加・販売終了・商品名変更・URL変更が毎日のように発生します。これを手作業で追いかけるのは現実的ではありません。

そこで有効なのが、元データを一元管理し、そこから各媒体向けのフィードを自動生成する仕組みです。

マスターデータ → データフィード管理 → Criteo用フィード + Google用フィード + Meta用フィード

Google・Metaなどと共通のマスタデータを持ち、媒体ごとの仕様に応じてフィードを生成する設計にすれば、商品情報の更新を一元化しやすくなります。

10. Criteoのデータフィードを最適化するなら?

Criteoのデータフィードでは、必須項目を正しく登録することに加え、配信や商品管理に利用できる属性を適切に整備することで、より有効に活用できます。

たとえば、item_group_idで色・サイズ違いをグループ化すれば、閲覧商品が在庫切れでも同一商品の別カラーをレコメンドでき、色違いがバナーに重複表示されるのも防げます。product_typeを適切な粒度で設定すれば、類似商品のレコメンド精度が上がります。additional_image_linkで複数画像を見せたり、バッジ機能で「送料無料」などの訴求を条件に応じて出し分けたりすることもできます。

そして、Criteoだけのために商品データを作るのではなく、Google・Metaなどにも展開できる商品マスタを整備し、各媒体の仕様に合わせてフィードを生成することも大切です。そうすることで、一度の作り込みが複数媒体でも活用できます。

フィード最適化の考え方や、対応媒体の全体像については、以下の記事もあわせてご覧ください。

まとめ

Criteoのダイナミック広告では、データフィードから取り込んだ商品カタログ(Product Catalog)と、Criteo OneTagから取得するユーザー行動データを組み合わせて広告を配信します。

そのため、商品名や価格、画像などの商品情報を正しく登録するだけでなく、データフィードとOneTagで使用する商品IDを一致させることが非常に重要です。

Criteoのデータフィードは、正しく作り、鮮度を保ち、タグと揃える。この3点を押さえることが、ダイナミック広告の成果を安定させる基盤になります。

※本記事は2026年9月時点のCriteo公式ヘルプの情報をもとに作成しています。Criteoの商品カタログ仕様、管理画面、各種要件は変更される場合があります。実際の設定・運用にあたっては、Criteo公式ヘルプで最新情報を必ずご確認ください。


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